Concept コンセプト

日本は島国でありどこの産地からでも珪藻土は取れます。
日本の珪藻土の産地は北海道・秋田・石川・島根・岡山・大分など約80ヶ所前後あり、日本以外ではアメリカ・カナダ・ドイツ・フランス・ロシア・中国など世界中で採掘されています。しかしながら、素になる珪藻の種類や地層の違いによってさまざまであり、その結果、それぞれの産地によって珪藻土の持つ機能・性能・特徴も違い、用途もそれぞれに分かれます。
自然・天然の鉱物なので、ひとくちに珪藻土と言っても産地や種類、上層部、下層部のどの地層から採掘されたかによって、PHも弱酸性から強アルカリ性のものまで様々です。
例えば、石川県能登半島近郊で採掘される珪藻土はベージュ系の単色で、古くから、こんろ(七輪)、耐火煉瓦の原料として有名です。また、秋田産の珪藻土は、酒、ビールの濾過材(酵母菌の除去)等に用いられ、一般的には乾燥土質の土壌改良や肥持ちを長くする効果、植栽用の バーク堆肥、培養土の成分として土壌改良剤にも使われています。

現在、壁材として一般的に多く使われている珪藻土のほとんどがマクロポア珪藻土ですが、調湿という面においては、ほとんど機能がありません。
しかし、北海道で採掘されるメソポア珪藻土は、住宅の塗り壁材専用の用途として調湿機能に非常に優れた珪藻土で、Suwシリーズは全て北海道のメソポア珪藻土を使用しております。

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